やっぱりひなたがいい

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不妊治療の記録9 体外受精1回目で妊娠!

2018年12月

結果的には奇跡的に1回の体外受精で無事妊娠することができました。年齢や確率を考えるとすごくすごく幸運だったと思います。まだまだ安心はできませんが無事に育っていくことを祈るばかりです。

 

以下、記録。

 

◾️採卵前

なるべく多くの卵を採り、次回は移植のみの形を取りたく、まずは排卵誘発剤を飲みました。

注射の方が効果高いようですが、初めてということもあり刺激の少ないクロミッドという薬を5日間服用。

 

◾️採卵日

事前には2個取れそうということだったのに1個しか取れず、この1個に賭けることに。

 

◾️体外受精か顕微授精の選択

体外受精卵子の周りに精子を振りかける方式、顕微授精は卵子に直接1つの精子を注入する方式で、自然に近いのは体外受精だけど、確実なのは顕微受精。

できれば体外受精を希望していたのですが、振りかける程の精子が足りず、顕微受精一択に。

 

◾️初期胚移植胚盤胞移植の選択

すぐに移植するか少し育ててから移植するかの違い。胚盤胞移植の方が確率が上がると思いますが、費用がかかり、更に最悪胚盤胞まで育たなかった場合、移植できず終了になります。

今回は初期胚移植を実施。

 

◾️妊娠判定日まで

常に気になって何でも検索してしまう。

ちょうど着床しそうな時期に家庭の事情で東北に行かなければならず、クリニックからはオススメしないと言われたものの、とりあえず冷えないように注意しました。あとグレープフルーツジュースが着床に良いということで、よく飲んでいました。

 

続く

 

 

不妊治療の記録8 体外受精は毎回がハラハラ

2018年11月

体外受精を行うためにはクリニックによって多少の違いはあると思いますが、最低5回の通院が必要になります。

 

1.生理開始3日目頃  卵胞チェック1

2.生理開始10日目頃 卵胞チェック2

3.採卵日

4.受精卵移植日

5.妊娠判定日

 

特に3.4はクリニックの方で時間が決められてしまうので、仕事をしている方は注意が必要です。

 

私にとっては毎回の通院が関門のようで。

 

例えば

1.生理開始3日後

残存卵胞があったり、コンディションが良くない

→今週期見送り

→終了

 

3.採卵日

卵が取れなかったり、取れても中に何もない空砲の場合

→終了

 

4.移植日

受精しなかったり、移植できる段階まで卵が育たなかった場合

→終了

 

子宮内膜が薄すぎる場合

→次週期に延期

→終了

 

5.妊娠判定日

妊娠反応無し

→終了

 

といったように、その日で今週期の治療がストップする可能性はいくらでもありました。

 

だけど、人工授精と違うのは関門をクリアする度に確実に前進できているという実感が持てることでした。

 

続く

 

 

 

不妊治療の記録7 体外受精の説明会

3回の人工授精に失敗し、諦めと同時に金沢たまごクリニックへの転院を決めました。

 

金沢たまごクリニック

http://www.tamagoclinic.com/

f:id:persia222:20190111065843j:image

 

金沢たまごクリニックは体外受精専門のクリニックで、治療の前に夫婦で説明会に参加する必要があります。

 

2018年9月頃から何度か電話で予約を試みたものの非常に混み合っており、土曜日の予約はすぐに埋まるとのこと。何度か問い合わせて、ようやく10月の終わりの平日に説明会に参加することができました。

 

説明会は仕事の合間を縫う形で、かつ、話の内容は主に私に関することだったので、多忙な夫に時間を割いてもらうことがとても心苦しかった。今思うと、ほぼ夫が原因の可能性大の不妊治療なのに何で申し訳なく思っていたのかとも思うが、その時はまともな思考ができる余裕も無くなっていたのだと思います。

 

結果的には夫婦参加必須の説明会制度はとても良かったです。夫にも体外受精の内容を把握してもらえるし、自分自身もインターネットで得た情報以上に色々知ることができ、体外受精についての事前準備ができたように思います。治療の流れ、費用等親切に教えてもらうことができます。

 

続く

 

 

 

 

 

不妊治療の記録6 カウンセリング

2018年10月

通院を続けるうちに、すっかり疲弊してしまって。

ある日の通院時、看護師さんに「余裕の無い表情をしている。」と心配されました。

子どもを持つことに対し、主人も積極的というわけでは無い、両親も自然妊娠が無理なら諦めれば良いというスタンス、デリケートな話題なので友達にも不妊治療のことは自分からは言わないでいる中、我慢し過ぎて精神的にかなりやられてしまっていました。

 

鈴木レディスホスピタルでは月に一度カウンセラーに来て、カウンセリングを受けられます。平日の午後のみなので仕事を抜ける形になりましたが、私も一度利用しました。

 

カウンセラーに話を聞いてもらううちに、無理に良い嫁を演じなくても良いと思えるようになれた気がします。

 

良い嫁=義実家に尽くし、笑顔を絶やさず家事もきちんとこなし、かつ子供も産み育てるみたいなイメージ。良妻賢母みたいな。

 

義実家からは帰省の度に、大なり小なり「子供ができたら」「早く二世を」のような言葉が出てきて、その度に少なからずプレッシャーを感じていました。

 

だけど一番大切なのは自分で、自分が壊れてしまったら元も子もない。たった一回のカウンセリングでしたが、受けて良かったと思います。

 

誰にだって時には安心して辛いことを吐き出せる場所が必要だと思うし、そのためにカウンセリングを利用するのも一つの手と思います。

 

続く

 

 

 

不妊治療の記録5 人工授精2.3回目

2018年9月

初めての人工授精に失敗してから、主人は体質改善の為にマカを飲み始めました。サプリの効果はすぐには出ないと思い、2回目の人工授精は約3ヶ月後の9月に実施しました。

 

事前の精液検査の結果

 

運動率22%、奇形率36%、SMI292

 

前回よりはるかに良い数字で期待したものの、結果は失敗。マカの効果でしょうか。その後都合により1周期お休み。

 

2018年11月

3回目の人工授精。2回ダメだったから、もう無理かもと思いつつ、体外受精にステップアップする勇気も出ず、もう一度だけと思って挑戦しました。

 

事前の精液検査の結果

 

運動率10%、奇形率48%、SMI10

 

SMI10は洗浄しても数値が変わらず、これまでで一番悪い数字。どう考えても妊娠できるとは思えず、ストレスも限界。医師は「可能性があるからやる。可能性がないのであれば私達のやっていることは詐欺になる」と言っていたけれど、全く耳に入らなくて。

これで最後と思って人工授精を受けました。

結果、失敗。

 

そもそも、人工授精を受けるには排卵日の特定の為に、最低でも事前に2回程受診が必要で。

毎回仕事帰りの通院、平均2時間の待ち時間、薬を飲んだり、その全てが直前の精液検査の結果次第でほぼ無駄になったと思うと悔しくて仕方無かったです。

 

医師は「もう少し人工授精を進めてみたら、わざわざお金を掛けてステップアップしなくても良い気がする」と言いましたが、3回目のチャレンジではっきりと人工授精に対する諦めがつきました。

 

続く