もし不妊治療がうまくいかなくて、子供を持たない人生を歩むことになっていたら、私は一生保育士に興味を持つことは無かっただろうか?どうだろう、それでも里親になることなども考えただろうか。意外とNOとは言い切れない気もする。
なんで保育士?と言われる。
または、思われていると感じる。
思い返してみて、保育士を受験しようとした理由は4つ。
1.なんだかんだで子どもが好きなことに気づいた。
2.保育園で母子共々色々と保育士さんに助けられてきた中で、保育士さんを尊敬すると同時に、素晴らしい職業と感じ、保育士さんがこれまでどういう勉強をされてきたのか気になってきた。
3.今後の子育てに役立ちそう。
4.将来的にどこかで保育が必要な方を助けたい。
幸いにも大学を卒業し、ピアノも弾けたので挑戦しやすい環境にあった。
もうこの点は両親に感謝しかない。
筆記があって実技もある。個人的にはなかなかハードな試験だった。学校を卒業して保育士として働いている友人が「国試は大変、学校に通ったほうがラク」と言っていたのを思い出す。大人になった今学校に通うのは費用面でも時間面でも現実的ではないけれど、今ならその発言にも納得できる。
とはいえ、大人になった今でも独学で挑戦できる仕組みがあるのはありがたい。
一発合格は叶わなかったけれど、2回目の受験で無事合格することができた。
すぐに転職するわけではないのでその点では申し訳ないけれど、何かとても大きい心の支えのようなものを得たように思う。